2012/11/12

本の虫


こんばんは、本の虫です。

今回紹介させていただくのは、私が7,8年前に推理小説にはまっていたときに読んだ本です。

題名:「女探偵ドロテ」
作者:「モーリス・ルブラン」
出版社:偕成社
出版日:1923年8月


この作品は「アルセーヌ・ルパン」の著者「モーリス・ルブラン」が第一次世界大戦が終わって数年後に書いた、いわば「女性版ルパン」(ただし悪事には手を染めません)が主人公となる作品です。

女探偵というジャンルは現代を舞台としてさまざまな作品が出ていますが、この時代での女探偵は現在もこれ以外見たことが無いのも、印象深く残った理由のひとつです。

さて、前置きはともかく内容ですが。

女旅芸人であるドロテ(20)は戦災孤児となった子供たちをつれ、旅をしていた彼女はあることから、自分の祖先である侯爵が残した莫大な遺産が隠された場所の手がかりであるメダルを手に入れます。

この物語は主人公ドロテと彼女と同じように侯爵の子孫たちが遺産を求め合うストーリーですが、主な見所はやはり、主人公ドロテが子供たちに見せる暖かい愛情とそんな彼女を慕う子供たちにあると思います。

図書館等で普通に借りれる小説なので、ぜひ見てください。


                                                            本の虫より

0 件のコメント:

コメントを投稿